WireGuardのVPNをHTTP/Socks5プロキシとして使えるようにするWireGuardクライアント、”wireproxy”

WireGuardのVPNをHTTP/Socks5プロキシとして使いたい、と思ったことがある方もいるでしょう。

wireproxyはそれを可能にしてくれるWireGuardクライアントです。

pufferffish/wireproxy - GitHub

使い方

リリースにあるバイナリは古いのでソースコードからビルドすることをおすすめします。

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git clone https://github.com/pufferffish/wireproxy
cd wireproxy
go build ./cmd/wireproxy

次に、wireproxyの設定ファイルを作成します。 既存のWireGuardプロファイルを流用できます

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WGConfig = <既存のWireGuardプロファイルのパス>

[Socks5]
BindAddress = 127.0.0.1:25344

#認証情報を必要にしたいなら
#Username = ...
#Password = ...

[http]
BindAddress = 127.0.0.1:25345

#認証情報を必要にしたいなら
#Username = ...
#Password = ...

あとは起動するだけでHTTP/Socks5プロキシが建ってくれます。

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./wireproxy -c <wireproxyの設定ファイルのパス>

Cloudflare Warpをwireproxyで使う

Arm64版の公式クライアントがなくて困ってる方や、宗教上の理由公式クライアントが重いと感じる方へ

Cloudflare WarpのWireGuardプロファイルを生成してくれるツールがあります。

ViRb3/wgcf - GitHub

こちらもソースコードからビルドすることをおすすめします。

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git clone https://github.com/ViRb3/wgcf
cd wgcf
go build

まずはアカウントを作成

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./wgcf register

規約に同意してアカウントを作成したら、WireGuardのプロファイル生成をします。

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./wgcf generate

あとは前述のようにwireproxyの設定ファイルを作成すれば使うことができます。

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